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介護の現場には、ご利用者様同士のなじみの関係、スタッフとご利用者様との関係、ご利用者様と設備の相性など、さまざまな“関係”や“相性”があります。その一つひとつの関係がしっかりと「響きあう」ようにかかわるのが、私たちの介護士の役割だと考えています。そのことが、ご利用者様の「楽しい」という思いや、生活への「意欲」、さらに、本来持っているからだの「機能」を引きだすことにつながります。デイサービス「響」。グループホーム「響」、居宅介護支援事業所「響」。「ひびき」という名前には、私たちの介護への強い思いが込められています。 |
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「食事」「睡眠」「排泄」「入浴」。これらは普通の生活を送るうえで基本となる行為でもあります。私たちは、あくまで普通の生活行為を引き出す、という視点から介助いたします。ご利用者様の本来もっている意欲や機能を引き出すことで、「おいしく食べる」、「ぐっすり眠る」、「すっきり排泄する」、「気持ちよくお風呂に入る」をサポートする、これが「生活リハビリ」の極意です。 |
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「立つ」「座る」「移動する」といった行為は、私たちの生活の中で当たり前の行為です。ご利用者様の中には、足腰が弱くなった方や、脳卒中などの後遺症で車いすを利用されている方もおられます。こうした方々に、当たり前の「立つ」「座る」「移動する」といった生活行為を引き出すために、まず「お風呂に入りたい」「水を飲みたい」「ゲームに参加したい」といった意欲を持っていただけるようアプローチします。その上で、動作の中にある生理学的な動きを引き出すよう介助しています。身体の動きを考えた介助法は、ご利用者の「自分で立つ」「自分で座る」といった意欲と機能も引き出します。 |
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ご利用者様が椅子に座ったときの姿勢が、介護をスタートする上でとても重要になります。具体的には、イスに座ったときに膝の角度が90度となること。食事のときに適度な前傾姿勢が取れること。ご利用者様1人ひとりの身体に合ったイスに座ってもらうことから、私たちの介護はスタートします。 |
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デイサービス「響」には檜の浴槽が、またグループホーム「響」には陶器の浴槽があります。温泉のような雰囲気がありますが、どちらもリフト式などの機械は設置されていません。でも脳卒中などで片マヒとなった方々が、ゆったり、のんびりとお風呂に入っています。その介助の基本となるのが、本来、ご利用者様がもっている身体機能を引き出す、という視点と技術です。残っている機能を存分に活かす介助。そして、「立つ」「座る」といった基本的な生活行為を引き出し、活かしていく介助。普通にお風呂に入ることが、何よりもご利用者様の「リハビリ」につながります。 |
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デイサービス響とグループホーム響では、プログラムの中に遊びを取り入れたレクリエーションの時間を設けています。風船バレーや玉入れ、ボーリングなど様々な“競技”が行われます。初めのうちは「子どもっぽい」と参加をしぶっていた方も、いつの間にかレクの輪に入り、夢中で風船を追いけたりしています。夢中になったときのご利用者様の表情は、驚くほど「生き活き」です。遊びを通して「夢中」になってもらうこと。夢中になる楽しさが、自然と心を弾ませます。心が動けば身体も動きます。 |
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